こぎん刺しのノウハウ

「こぎん刺しのノウハウ」って大層な題名にしちゃってますが、
まぁ自分なりの刺し方を色々を掲載。
「こうすればいい」って話ではありません。
あくまでも自分なりの方法論ってだけですので、悪しからず。

<2019/06/23> 追加更新(FC2から移行した記事をリンク貼付)




刺し方

こぎん刺しは「布目の横方向の目を拾いながら刺す」方法の刺繍です。

横方向の何行かを積み上げて縦方向に模様を出していくことになりますので、
最初の3行ぐらいはちょっとつまらんとです。
ですが、少し行が積み上がっていくと、模様が出てきますので楽しくなっていきますw

最初はちょっと離れたところに一針プスッと刺して、いくらか糸始末用の糸を残しておく。
次に裏から刺し始めのところにまた一針プスっと。
あとは、ひたすら横一行刺して、左端までいったら次の一行刺して、という状態になります。


刺し方の基本は、↑の写真のように針で何針かの目を拾ってから糸をひいてから糸こきをする
という、「運針」で刺すのが一般的かと思われます。
(詳細は、各種書籍で確認してね~)

運針のほかにも、一目ごとに上下に針を通す(クロスステッチのような)刺し方もあります。
この場合は、一般的な刺繍枠を使用しても良さげだと思います。

自分は運針というのが苦手でして、糸をひっぱりすぎてしまう癖がありまして~。。。
今まで一目ごとに針を布に通す方法でやってましたが、
細い糸を使用したら「運針」がめちゃ楽になりました!
結局のところ、布の目と糸の細さとが合わないから、
糸の引っ張り具合も分かりずらいってのが問題だったようです。

ただし、目が細かい布の場合、
一目部分は一目ごとに刺すほうが目が埋没せずに糸の引っ張り具合が調節しやすいです。
他の部分は運針のほうが刺すのにも早い。
これは、布目と糸の具合との兼ね合いもあるので、
図案の部分によってもケースバイケースでやっていけばいいのではないかと思います。
  
  
あとは、刺していく折り返し部分の糸を裏で「たるませる」のか「たるませない」のか?
もありますが、自分は基本「たるませない」です。
ただ、あんまり糸を引きすぎないようにはしてますねー
これは糸こきとの関係もありますが、刺してる間の引っ張り具合の調整がうまくいってる
ようであれば「たるませる」必要はないと思ってます。
これも個人の好みですね。

糸始末の方法

↓裏に糸が渡ってない部分(表に糸が出てる部分)の目を何目か拾う方法と、

↓裏に出てる糸を何目かくぐらせる方法と、

がありますが、自分の場合は、ほとんどが前者の方法で糸始末をしてます。
ただし、表に糸が出てる目が少ない場合には、裏糸をくぐらせる方法で。
これも図案によってケースバイケースですね。

実際に、両方ともの糸始末の方法が↓のようになります。

あとは適当な部分で糸をカットして出来上がり。

また、継ぎ糸は、糸始末の方法と同じように何目か拾ってから始めてます。
この場合、なるべく糸が抜けないように刺す方向とは違う方向から目を拾って
(運針で右から左へ刺す場合、継ぎ糸の糸始末の方向は左から右へ目を拾う)から、
刺し始めるようにしてます。

糸の扱い方

これは書籍やこぎん刺しキットにより色々な扱い方があるようですね。

まず、「こぎん糸」として売ってる糸は8本~10本が撚られて1本になってます。
自分の場合はこれを解きません。撚りもそのままで使用します。
ただし、布目が細かい場合には、糸がもったいないので(!)
半分の糸にして撚る方向に戻してから使ってます。

DMCなどのフランス刺繍糸を使用する場合にも、なるべく撚りを解かずに使用してます。

グラデーション糸での刺し方

グラデーション糸で刺すのがすごく難しい。
↓のように、横全面を刺してしまうベタな図案には合わない気がするのですよ。

糸の綺麗なグラデーションを生かせられないなーっと思ってたんですが、
縦方向に幅を狭く刺せる図案なら、グラデーションも綺麗に出るようです。
↓は縦3列に分割して刺してます。(参照:図案232.縦にして色変えVer

ただし、どのぐらいの幅がいいかは糸のグラデーションの出方にもよるので、
色々試してみるのがいいかと思います。

図案チェック方法

以前のFc2のブログでまとめてた記事をこちらのブログに移行してリンク貼付。
詳細はこちら

結局、ね。。。

まぁ、いろんな方法論がありますが、自分がやりやすい方法なら
「一つじゃなくてもいいんじゃない?色々試していいんじゃない?」っていう、
ゆるーいお話でした。

色々やって悩んでいる人の参考になればいいなぁ。。。




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